オフィス2.0

株式会社富士山マガジンサービス

株式会社富士山マガジンサービス

代表取締役社長 西野 伸一郎 氏
東京都渋谷区南平台町16-11 アライブ南平台ビル8階

「IT×雑誌」を事業ドメインに、個人・法人全てのユーザーに、日本初の雑誌・定期購読専門サイト「Fujisan.co.jp」を通じて、様々な雑誌のワンストップショッピングを提供。また出版社に対しては、定期購読誌を中心とした雑誌の販売支援から、梱包・配送、顧客管理まで、様々な定期購読業務サポートを行う。

秋雨前線の影響で(?)重たい雨が降る中、富士山マガジンサービスさんが入居する神泉駅から歩いて6分ほどのアライブ南平台を目指す。国道246から旧山の手どおりに入ってすぐの1階がデニーズのピンク色の外観のとても目立つビルがアライブ南平台である。今回は約3000種類の雑誌を扱う雑誌に特化したサイトを運営している富士山マガジンサービスの西野社長にお話を伺った。

インキュベーションオフィスからの出発

創業について教えてください。

創業は2002年7月になります。それ以前はAmazon.co.jpのGeneral Managerとして日本法人の立ち上げから参加しておりました。一方で僕はネットエイジの創業にも関わっておりまして役員をしている関係で出会ったのが現在の副社長、相内遍理(ヘンリー)です。
彼はもともとアメリカでビジネスをしていたのですが、突然日本にやってきて「雑誌のビジネスをやるんだ!」ということでネットエイジのオフィスに泊り込んでいたところを「出版業界ならアマゾン立ち上げた西野だろう」ということで、ネットエイジから連絡を受けたのです。ネットエイジにはEIR(Entrepreneurs In Residence)制度という起業家支援制度があり、ネットエイジ社内の机を2つ借りている状態でした。そこにネットエイジ側のビジネスプロデューサーだった赤羽弘明が転籍して取締役として加わり、システム開発にはヘンリーのバークレー大学の同窓生、アントニオ神谷が加わり・・と4人の経営チームが出来上がりました。それが創業の経緯ですね。

では最初のオフィスはネットエイジ内での間借りということですか?

きゅうきゅうに座って仕事をしていました(笑)。十数人まで人が増えたところで、そろそろオフィスをということになり、ネットエイジの近所の30坪の神泉のビルにオフィスを新しく構えました。そこでは2年半で25人近くまで人が増えまして、途中で席がなくなってしまったものですから、僕や役員の席は会議室を潰して作ったんですよね。その会議室というのがエントランスのすぐそばにあったものですから、お客さんの受付係の人みたいになっていましたよ(笑)。そういう経緯がありまして、今回は120坪のこのオフィスに移転してきました。

オフィス選びのポイントは?

今年の夏にこちらのオフィスに引っ越してきたわけですが、実はもともとの計画では去年の冬には移転しようということだったんです。なぜ半年以上も計画が延びてしまったかというと、前回のオフィスがあった神泉ビルではワンフロア110坪のビルの1区画を借りていた状態だったのですが、隣の区画に入っていた会社が退去するという話がありまして、だったら隣の区画を借りて増床という形にしようか・・・という話があったり、ネットエイジのオフィスも空きそうだからそこに入ろうかという話があったり・・・やはり新しいオフィスに入るよりは居抜きで借りて造作も引き継いだ方が安くすみますから、どちらかに入ろうと思っていたんです。
ところが、実は出て行かない・・空かない・・・などいろいろありまして、なかなかすぐに決まらない、そうこうしているうちに、オフィスの賃料相場がどんどん上がってきたという事態になりまして、やはり人頼みは駄目だ、他社に引き摺られるような移転はどうか?・・・ということでここに決めたんですよ。ポイントとして、場所は神泉周辺で探しましたね。というのも前回のオフィスが神泉にありましたので、社員の通勤を考慮したということと、僕も含めて社員何人かで神泉駅のそばのスポーツクラブでスカッシュをしているんですよ・・・神泉から離れるとできなくなっちゃうでしょ?(笑)

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エレベーターを降りて富士山マガジンサービスさんのエントランスに到着すると、まず目に飛び込んでくるのはおびただしい数の雑誌のポスター!カラフルで目に鮮やかです。一目でここが雑誌を扱う会社なんだなということがわかりますね(笑)。こういったエントランスのポスターは社員の方々が進んで貼り付けているのだそうです。みんなで作り上げていく2.0っぽいです。

W@BとW@S

オフィス作りのポイントは?

このビルは両脇が窓で光が入ってくるのでその光を最大限に取り入れられるようなオフィス設計にしました。デスクはフレキシブルに動けるように配置し、役員室もガラス張りでオープンな雰囲気にするとともに壁を作ることで採光をさえぎらないようにしました。デザインをカッチリ決めてオフィスを作るという感じではなく、社員たちがどんどん勝手に作り上げていくようなキャンバスのようなオフィスのつくりにしました。社員に任せてできるオフィスのほうが面白いオフィスができるんじゃないかと(笑)。WEB2.0時代のWEB2.0オフィスです。あと、弊社はアメリカのバークレーにもオフィスがありますので、東京時計とバークレー時計が柱にかけてあります。

バークレーですか?

はい。バークレーのオフィスにはCTOのアントニオ神谷率いる現在約10名強のITチームがあり、渋谷オフィスには30名ほどの営業マーケチーム・バックエンドチームがあります。弊社にはワークアットバークレー(W@B)・ワークアット渋谷(W@S)というプログラムがありまして、希望すれば、バークレーのオフィスでも渋谷のオフィスでも仕事をできる環境を作っているんです。バークレーと東京の時差を使って24時間のCS対応をできるようにしたり、他にも業務効率をアップさえるような取り組みを行っていきたいと思っております。コミュニケーションにはテレビ電話やスカイプを使っていますし、年に1回はバークレーと東京のスタッフで一ヶ所に集まって全社集会みたいなことを行っています。東京のスタッフがバークレーに行ったり、バークレーのスタッフが東京に来たり、その中間地点のハワイに集まったり・・・正直、コストはかなりかかりますが、みんな実際に顔をあわせて知り合わないと、なかなか仕事がうまくいかなかったりするんですよね(笑)。

今後の御社のオフィス戦略を教えてください。

弊社の事業ドメインが「IT×雑誌」ですので、雑誌というキーワードをIT、インターネットなどの切り口で考えた時の様々なビジネスを、どうお客様に提供していくか?というのが今後の課題になりますね。
雑誌のコンテンツに関してもそうですし、出版社に対しても、どういうサポートができるか?ということも追求しなければなりません。今後も雑誌に特化したサービスをユーザーに提供していきます。

最後に東京オフィスコンサルティングに一言お願いします。

このインタビューは、御社のサイトに掲載されるんですよね?だとすると、いかにもヤラセ的御社の宣伝みたいになっちゃうコメントなんで、どうこれが真実なのかを伝えるのは難しいのですが・・・。東京オフィスコンサルティングさんは移転を考えている方には「マジで」オススメです!宇垣さん(弊社代表)は弊社のことを一番に考えて移転の提案をしてくれたのがすばらしいと思います。先ほども、移転の経緯についてお話しましたが、居抜きで借りるにしろ、増床にしろ、東京オフィスコンサルティングさんにはフィーが発生しない可能性が十分あったんです。それでも、そのチョイスも含めて我々側の立場に立って様々な提案をしてくださいました!これって、なかなか出来る事じゃないですよ。そういった面で、宇垣さんは本当に信頼できる男だと思っていますです!次回も是非お願いしたいです。ありがとうございました。

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周りに高いビルがない為、明るい光がオフィス内に入ってきます。120坪を現在30人でお使いの為、スペースにはまだかなり余裕があり、広々としていました。バークレー時間を知らせる時計(写真右)。

取材を終えて

Yamada こちらのコラムは東京オフィスの山下が担当いたします。
今回は雑誌のサイトを運営している富士山マガジンサービスさんにお邪魔しました。エントランスには電車の中刷りのようないろんな雑誌ポスターが貼られていて、ぱっとみて編集室のような雰囲気。活気があってざっくばらんで楽しげな印象を受けました。お話を伺った西野社長も非常に気さくな方で、冗談を交えながらインタビューに応じていただき、会社の雰囲気はこの社長さんのお人柄が反映されているのかなぁと思いました。お忙しい中ありがとうございました!

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