インパクトのあるオフィスデザインを

グリー株式会社

グリー株式会社

経営企画室 島田 敏宏 氏
東京都港区六本木4-1-4 黒崎ビル

日本におけるSNSの草分け的存在として、次世代のウェブメディア、ウェブサービスの開発に力を注ぐ。急激なスピードでサービスを拡大し、2008年5月には自社が運営しているSNS「GREE」の会員数が500万人を突破するなど、急成長を遂げている。

六本木駅を降り、六本木通りを赤坂方面へ。繁華街の喧騒を抜けた場所に、今回取材にお伺いしたグリー様がオフィスを構える黒崎ビルがあります。1Fに外国車のショールームがあり、ガラス張りの重厚感のあるビルです。前回のオフィスと道を挟んで向かいにある立地ですが、約3倍の敷地面積に移転されたグリー様に急成長の秘訣とオフィスに対するこだわりをお聞きすることができました。

急成長企業のオフィス戦略

ご移転の経緯を教えてください。

直近で増員の予定があったこともありましたし、今後のことを考えても広いオフィスに移動する必要がありました。以前のオフィスでは60名前後(アルバイト含)が限界だったのですが、今後の事業展開を考えると移転は必須条件でした。現在は90名前後(アルバイト含)の社員がいるのですが、最終的には160~170名程は入るように設計をしています。

六本木を選んだ理由は。

いくつか理由はあるのですが、渋谷から六本木周辺にかけてIT企業が集中してますし、赤坂周辺の再開発も進み利便性が高いと考えました。インターネット企業で急成長していくためにはこのエリアがベストだと思っています。また、これまでのオフィスが六本木周辺にあったので、おのずと六本木周辺に住んでいる社員が多く、自転車や徒歩で通勤している社員も多いので、そちらに配慮したということもあります。麻布十番に最初のオフィスを構えてから港区を出ていないです(笑)。また、利便性の他に賃料なども含め総合的に検討した結果、こちらのビルの費用対効果が最も高いと判断しました。

オフィスデザインに関してはどのように決定されたのですか?

リンクプレイスというオフィス移転専門のプロジェクトマネジメント会社に依頼しました。リンクプレイスさんにご提出頂いたデザイン案に弊社のデザイナーの考えも加味して、相談しながら決定しました。今回はエントランスや会議室のデザインにこだわったのですが、ご来社して頂いたお客様からも「すごいですね」、「宇宙船のようですね」など、良い評価を頂いております(笑)。エントランスで重要視していたのは、入ってきた際のインパクトですね。それと、弊社のイメージカラーが水色と白なので、そのイメージを受け継ぐエントランスを造り込みたいと思っていました。あとは、全体的なイメージとして絶対にチープな感じにはしたくありませんでした。フロアも絨毯というアイディアもあったのですが、コツコツッと足音がなるような高級感が出るタイル張りにしまして、照明にもこだわりました。 また、前回のオフィスも同様だったのですが、会議室の名称にシリコンバレーにちなんだ地名をつけており、そちらにも弊社のイメージカラーをふんだんに使っております。 執務スペースでいうと、こちらも前回のオフィスと同様ですが、パーテーションで区切らずに全体を見渡せるような造りにしました。パーテーションで区切る良さもあるとは思いますが、弊社はチーム間でコミュニケーションを密に取り合い、スピード感のある開発を進めていくスタイルなので、パーテーションがない方が良いと思っています。会議室以外にもレクリエーション室など、ミーティングが出来るスペースを多くとって、コミュニケーションを取り易い設計にしました。

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白と水色で統一され、また、リアルタイムで自社サービスのユーザ数が表示される大型ディスプレイのあるエントランスはインパクトがとても大きいです。「宇宙船のようだ」と高評価を頂くというお言葉通り、オフィスのエントランスという既成概念を吹き飛ばされるかと思います。床や照明の絶妙なバランスで、デザイン性の高いエントランスです。

GREEらしさへのこだわり

エントランスのディスプレイがとても印象的でした。

エントランスの大型ディスプレイの映像は社長の田中のこだわりなんです。サービスを絡めた自社の象徴的な映像を流したいと思い、全都道府県のログインしているユーザ数をリアルタイムで表示しています。

優秀な方が集まっているという印象ですが、採用の秘訣等はあるのでしょうか。

採用基準は”インターネット好きで若い”がテーマです。大きな視点で様々な人材を採用したいと思っております。敢えて言うのであれば、妥協はしないというところですね。今回移転をしたところ、前回のオフィスより今回のオフィスの方が採用には有効に働いているなと感じるところはありますね。面接を受けに来て下さる方が最初に目に付く場所がエントランスであり会議室になりますので、その部分にこだわったのが結果的に有効に働いている印象があります。

今後の戦略について教えてください。

次の移転の予定はまだ分からないというのが実情ですが、また六本木周辺になるかと思います。今の人材の増え方やサービスの広がり方はスピード感を持っているので、その時の事業環境と条件に併せてベストな移転をしたいですね。組織が急拡大を続けているうちは機動性を確保していった方が良いと思うので、コストを掛けずに頭を使ったオフィスを造っていったほうが良いと考えています。

東京オフィスコンサルティングに関して。

創業時からお世話になっておりますが、今回も親身になって色々と調整して頂きありがとうございました。今回プロジェクトマネジメントをお願いしたリンクプレイスさんも東京オフィスさんもプロフェッショナリズムを感じました!

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シリコンバレーの各地名がつけられた11の会議室もエントランス同様、白で統一されておりスタイリッシュな印象です。会議室が続く廊下では活発な打ち合わせの声が聞こえてきました。シリコンバレーには行ったことがないのですが、若く、優秀な方達が集まるネット業界の聖地にも、このようなオフィス空間が広がるのではと感じました。

取材を終えて

Yamada こちらのコラムは東京オフィスの岩上が担当いたします。
今回お話を伺ったグリー様は、2度目の取材になる急成長中の企業様です。事業展開の速さと、優秀な人材を数多く採用するリクルーティング力にはとても驚きました。今回のインタビューで、「急速な事業展開を行っているので、機動力のあるオフィスを、お金を掛けずに頭を使って造りこむ」とおっしゃっていたのが印象的です。実際、エントランスは別世界にいるような錯覚すら覚える、インパクトのある造りになっています!

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