クリエイティブにつながる環境を

株式会社ナニラニ

株式会社ナニラニ

代表取締役 村瀬 隆明 氏
東京都渋谷区代官山町1-6 広田代官山ビル3F

クリエイティブ力・デザイン力・企画力を強みにグラフィック・広告、本・雑誌、WEBなどのデザイン・企画・編集や、コミュニケーション・プランニング、プロダクト・イベントなどのプロデュース、音楽レーベル運営、アーティストのマネジメントなど幅広く事業展開。

ナニラニさんのホームページを開くとまず飛び込んでくるのが「引っ越しました。New office 2007.11.12 OPEN!」というシンプルかつインパクトある文字!オフィス探しから引越し、移転後のオープニングパーティの様子まで丁寧につづられた引越しブログを読むとナニラニさんのオフィスに対する想いや愛情が伝わってきます。やさしい雰囲気の文章、ホームページデザイン・・・素敵なオフィスが期待できそう!わくわくしながら取材にお伺いしました。

クリエイティブにつながるライフスタイルを。

創業について教えてください。

創業は2005年の春です。この会社を始める前は4年ほどグラフィックデザイナーとして会社に勤めていました。最初は一人で気楽に仕事ができたらいいなという思いでフリーのデザイナーとして独立を考えていて、会社をやるぞとか起業するぞという勢いで会社を興したわけではありませんでした。ちょうど私が退職をするタイミングで同じ職場の人間もフリーになるという話があり、それなら一緒にやってみようかという感じで、2人でオフィスを借りたのが創業のきっかけといえばきっかけですね。

最初のオフィスについて教えてください。

最初のオフィスは表参道ヒルズの裏あたりのレンタルオフィスを借りました。4畳半もないぐらいのオフィスに机を二つ並べて、棚を置いたらもういっぱいという小さなスペースを借りてそこからスタートしました。そちらには半年ちょっといましたね。最初の頃は2人で気ままに仕事をしていたのですが、仕事の規模がだんだん大きくなってきて、スタッフを1人雇おうということになり、3人で仕事をすることになりました。3人になると、いままでのレンタルオフィスでは非常に狭くて、もうちょっと広いオフィスをと思い次は渋谷宇田川町の新築のマンションタイプオフィスに移りました。独立する時にはさほどなかった会社経営への意欲も、半年ぐらい仕事をしてみて、きちんと会社としてやっていかねばならないなとその頃自分の中で決意をしたのを覚えています。

オフィス選びのポイントは?

内装の雰囲気というか、空間のイメージがまず自分の頭の中にあって、そのイメージをどのように物件スペースに当てはめていくのかという風に考えながら物件探しをしました。物件自体のイメージは決めずに、とりあえず広さとコストとエリアで絞って探し始めました。クリエイティブな仕事柄、情報が豊富なところにすぐアクセスできるような場所にオフィスを構えたいなと考えていましたので、エリアに関してはかなり限定して渋谷・代官山・恵比寿の周辺でスポット的に探しました。このエリアにはアンテナを張っているショップさんが多いので、色んなものを見られる機会がありますし、美味しいものを食べたりお洒落な店に行ったり、贅沢な時間を過ごす事ができます。そういう生活の中での豊かさやクリエイティブにつながるライフスタイルを送ることが重要だと考えていますので、エリアにはこだわりましたね。

pic1 pic2 pic3
ミーティングスペースと執務スペースを分ける大きな棚や、ミーティングテーブルは温かみを感じさせる木。無機質な空間にぽっと暖かさがあり、ほっとします。テーブルの縁や棚にポイントで鉄を使っているのは、締めるところは引き締める!というメリハリをつけたかったそう。エントランスのドアの黒いボードは黒板の素材!入り口を入ると写真家さんに撮影してもらったという新オフィスの写真が飾ってあり、ちょっとしたミニギャラリーがあります。

働いている人間の体温を感じられるように

こちらのビルに決めたポイントは?

こちらに内見に来てオフィスに入った瞬間に「あ、いいな」と思ったんですね。窓が大きくて光と風を感じる事ができたんです。オフィスの形はちょっと変わっていますがそれが逆に使いやすそうだなと思いましたし、イメージが湧いたというのが決め手ですね。あと、これは後付けになるんですが、ここのビルが築30年で、私も来年30歳なんです。同い年で同級生みたい、これも運命ってことにしようかなと(笑)。

内装のポイントは?

倉庫のような古くてボロボロの物件とか工場だったような物件を自分たちで改造してオフィスとして使う、セルフリノベーションオフィスが理想だったんですが、このエリアではそういう物件を探すのは難しかったですね。自分たちのオフィスなので本当は全部自分たちでやりたい。我々はクリエイティブな仕事をさせていただいているので、お客様がいらっしゃった際に、こういう空間や雰囲気のクリエイティブを生み出すことができますよというひとつのプレゼンテーションの場としてのオフィスにしたいという想いがあります。今回の内装は、空間自体は天井を抜き、床はコンクリート打ちっぱなし、壁はホワイトベース、無機質でクールというまっさらな感じでまとめて、そこに家具や人が入ることによって温かみや命を吹き込むというイメージです。ここで働いている人間の人柄や体温が感じられるオフィスになればいいなと思っています。

今後の戦略について教えてください。

私はずっとグラフィックデザインをしてきて、印刷物やWEBなどどうしても物理的に"小さな"デザインに携わる事が多いのですが、今回このオフィスを作り出していく中で、もう少し広い意味での「デザイン」に関われる仕事をしていきたいという想いがいっそう強まりました。今回の移転は、ただの引越しではなく、会社を、自分たちを見つめ直して新しくするブランディングプロジェクトの一環なんです。言ってみれば「会社をデザインする」ということ。それは表層的なデザインだけでなく、スタッフの意識も含めたトータルなものです。そんな広意義な「デザイン」に携わる仕事をしていきたいと思ってます。例えばそれはもっと生活の中で必要なもののデザインであったり、空間のデザインであったり。究極的には衣食住に関わるものや生活のすべてを「デザイン」できるような会社にしていきたいですね。

東京オフィスコンサルティングに一言お願いします。

今回は岩上さん(オフィスコンサルタント)にお世話になったのですが、時間がない中で頑張っていただきました。内見で記憶に残っているのが、真夏の炎天下の中徒歩で物件を見て回って、僕やスタッフはTシャツの色が変わるぐらいに汗だくになっているのに、岩上さんは笑顔でどんどん歩いていってしまって・・あれはちょっと大変でしたね(笑)。いろいろありがとうございました。

pic1 pic2 pic3

取材を終えて

Yamada こちらのコラムは東京オフィスの山下が担当いたします。
今回はナニラニさんのオフィスにお伺いしました。取材にお伺いする前から引越しブログでオフィスがどんどん出来上がっていく様子を拝見していて、丁寧に愛情を持ってオフィス作りをされている会社さんだなと思っていたので、今回の取材は非常に楽しみでした。黒板で作られたナニラニドア、nanilaniとロゴの入った玄関マット、オフィスのプラント・・・無機質なハコの中に温かなグッズが増えていく様子は拝見していて心がほんわかと和みます。『nl引っ越しnote』はおすすめです!

ナニラニのオフィスがある代官山の賃貸オフィスはこちら
代官山の賃貸オフィス・賃貸事務所を探す

移転事例紹介