マーケットプレイスを提供する!

ピクスタ株式会社

ピクスタ株式会社

代表取締役 古俣大介 氏
東京都目黒区中目黒2-10-5 中目黒NKビル3F

国内最大の写真点数を誇るマイクロストックフォトサイト「PIXTA」の運営を行う。コンテンツゼロから立ち上げ、現在では1日数百点が販売されるサービスへ急成長。その他、オンラインストレージサービス「Filey」の運営を行う。

中目黒駅から徒歩7分ほどの好立地。山手通りを少し入った場所に今回取材にお伺いさせていただいたピクスタ様が入居されている中目黒MKビルがあります。目黒川沿いにあり、落ち着いた雰囲気で、さくらの季節はとてもキレイな場所です。

コンテンツ流通のプラットフォームを目指す。

創業の経緯を教えて下さい。

以前はイーコマースの会社を経営していたのですが、よりインターネット的なビジネスをやりたいと想い、当社を立ち上げました。イーコマースの世界は商品ありきで、言い方を変えると他と同じような商品を同じような手法で売買して商売をするという形式なのですが、そのような形式ではあまりインターネットの価値を活かしきれていないのではないかという思いがありました。より不特定多数と不特定多数を結びつけるような、マーケットプレイス的な志向のビジネスをやりたいと思っていました。そんな折、ちょうど2004年くらいだったのですが、様々なwebサービスを見ている中で、アマチュアカメラマンがすごく良い写真をアップしているようなサイトが多々出てきていたんですね。商業的にも十分通用する画質やクオリティの写真がたくさんあるので、ただアップするだけではもったいない。プロ・アマ問わず、そういったカメラマンの方達の受け皿になるようなサービスとして、まずは写真素材のマーケットプレイスを作ろうと想い、創業しました。2004年はデジタル一眼レフカメラが爆発的に普及した年でもあり、良い機材が低価格化してきて、ブロードバンドのインフラも整ってきた年だったのでよいタイミングだったと思います。

設立時のオフィスはどこにあったのですか。

当社を始める際に、中途半端に行っても大手が参入してきた際にすぐに市場シェアを持っていかれてしまうと思っていました。ですので、前々職のガイアックス様に相談し、資金やインフラ、システム的な部分をサポートしてもらいスタートしました。ですので、当初はガイアックス様に間借りをして2005年9月にスタートしました。そこから渋谷の13坪程のオフィスに移転し、恵比寿に移転し、中目黒に移転してきました。

今回のオフィスの決め手は何ですか。

渋谷、中目黒、恵比寿、三軒茶屋周辺で検討していました。最終的に3つか4つの候補が残ったのですが、雰囲気や環境、景色、音、コスト面など総合的に判断してこの物件に決めました。ここは目黒川沿いで思っていた以上に雰囲気が良いですね。どうしてもオフィスにいる事が多いので、働く場所は重要だと思っています。

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目黒川沿いにあるので、さくらの季節はとても景色が良さそうです。電話を当番制で変更されているとの事で自作の当番表がとてもユニークでした(笑)

アジアのコンテンツを海外へ発信する。

御社の事業内容を教えて下さい。

写真を使ったインターネットビジネスは、大きく分けて2つあります。ひとつめは一般ユーザをターゲットに、フォトアルバムや共有の機能を充実させているサービス。もうひとつは写真を素材と捉えて、流通を促す商業的な要素を取り入れているサービスです。前者にはFlickrなどがありますね。弊社のサービスは後者の部類なのですが、海外ではiStockphotoや、Fotolia、Shutterstockなどがそれに当たります。国内では弊社が最大手です。商業写真の分野でもデジタル化が進んできているので、自分の商品が必要とされていたり、企業のwebサイトに使用されたり・・・。セミプロやアマチュアカメラマンの方達にもそういった場が提供できれば面白いと思っています。

大切にしているコンセプトはありますか。

弊社の場合ターゲットはクリエイターになりまして、コンテンツを提供する側と購入する側の両方がいらっしゃいまして、どちらの方にも使いやすいようなユーザビリティとデザインを地道に日々改善しています。やはり造りっぱなしだと魂が入らないというか、良いサービスにはならないと思っています。あらゆる人に公平なサービスを作っていくというのはぶれずにいたいですね。個人の情報発信や自己表現の場としてのインターネットから一歩踏み込んで、個人がコンテンツで商売が出来る場、自分の作品が知らないどこかで企業活動として使われているというような悦びを生み出していきたいと思っています。もうすぐサイトをスタートして3年が経つのですが、登録クリエイターが1万人を超え、登録画像数が50万点を突破しました。ゼロからスタートしておりますので、苦労した部分もあるのですが、色々と試行錯誤しながら徐々に認知度も高まってきていると思います。ストック型のビジネスですので、今のいい流れを持続させていきます。

PIXTAの由来を教えて下さい。

ピクスという単語が写真から映像までカバーしている単語なのですが、将来的には写真だけではなく、あらゆるジャンルのコンテンツをマーケットプレイスとして扱っていきたいという想いと、後はシンプルさと、ロゴとしての感覚です(笑)。

明るそうな社風ですね。

フラットな社風を心がけていますね。特に役職も設定していません。年齢も関係なく意見を言えるような、社長のお菓子を平気で食べているような環境です(笑)。そういった社風は今後も変えずにいきたいと思っています。Webサービスという新しいチャレンジをしている会社には試行錯誤がどうしても必要でして、そこには誰が言っていることが正しいとかではなく、皆でつくりあげていくような環境が必要だと思っています。命令系統や体育会系な部分ではなく、個人の裁量をどんどん大きくしていき、何でも意見を言える、やりたいことが出来るというような環境がベストだと思っています。ですので、事務所を決定する時も全員で見に行きました(笑)。

今後の展開を教えて下さい。

どれだけの人がクリエイターとして参加をして、どれだけの表現を世の中に発信出来たかが重要だと思っています。登録者数やコンテンツの幅はもっと広げて行きたいと思っていますね。あとは、日本やアジアのコンテンツを海外向けに展開していけたらいいですね。欧米諸国からも日本やタイ、中国、韓国発のコンテンツにニーズはありますので、そこを狙って行きたいと思っています。

東京オフィスについて一言お願い致します。

一緒にお仕事をさせて頂き思ったのが、僕達寄りというか、一緒に考えて探してくれるというような印象が強かったです。ある程度の条件をお伝えしていたのですが、コスト面や立地面など、ニーズに合う物件をきっちりと探して頂けました。色々な要求をしっかりと答えていくという企業理念をお持ちなんだろうなと思いました。今回はありがとうございました。次回は5倍くらいのオフィスに移転できるように頑張りますので、その時はまたお願いします(笑)。

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スペースを有効に使用して、社員間のコミュニケーションを上手におこなっている印象でした。フラットな社風とお話にありましたが、ソファやバランスボールで仕事をされていたりと楽しそうな雰囲気でした。

取材を終えて

Iwakami こちらのコラムは東京オフィスの岩上が担当いたします。
PIXTA様は以前から個人的にチェックしていたベンチャー企業様だったので、とても興味深くインタビューを行わせて頂きました。古俣社長は御両親とも会社を経営されており、以前立ち上げたイーコマースの会社も年商2億円ほどの企業にされ、現在は御兄弟が社長業を引き継ぎ経営されているという、経営者一家の御出身でした(笑)。インターネットという特性を生かしたマーケットプレイスを創造したいというお話はとても共感でき、勉強になりました。お忙しい中お時間を頂きありがとう御座いました。

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