技術を核に

株式会社プリファードインフラストラクチャー

株式会社プリファードインフラストラクチャー

代表取締役 西川 徹 氏
東京都文京区本郷7-2-2 本郷ビル10F

「新しい技術・面白い技術をいち早く世の中に届ける」を目標に設立された同社。創業メンバー6名が東京大学大学院、京都大学大学院の出身、若しくは在学中というアカデミックな企業。尚且つ、各々が未踏ソフトウェア創造事業やACM/ICPA世界大会などを経験している。近年、検索エンジンや推薦技術開発の分野でネット業界を騒がせている。

本郷三丁目駅を降り、学生の活気がある春日通りを湯島方面へ。東京大学春日門から徒歩10数秒の場所に、今回取材にお伺いしたプリファードインフラストラクチャー様がオフィスを構える本郷ビルがあります。10Fにあるオフィスからは東京大学が一望でき、ルーフ上の屋根があるオフィスは採光も抜群。Googleレベルの頭脳が集まるとネット上を賑わせた株式会社プリファードインフラストラクチャーの代表取締役 西川氏にお話をお伺いしてきました。

日本発のテクノロジーベンチャー

創業について教えてください。

大学時にプログラムコンテストや「未踏ソフトウェア創造事業」などに参加しておりまして、創業メンバーは、それがきっかけになって知り合ったメンバー6名です。私個人としては、大学院に入学した当初は起業に興味がなかったのですが、大学院生活も中頃になって、創業メンバーと何か一緒に面白いことをやりたいと思い会社を立ち上げました。創業メンバーの内、4名が東京大学、2名が京都大学の学生だったのですが、最初はオフィスはありませんでした。私の自宅で登記をして、1年間は大学の教室を日曜日に使わせて頂いたり、食堂などを使用していました。ちなみに、最初の製品はそのような状況から造りました(笑)。学生だったので、日曜日に徹夜して月曜日の朝まで作業をして、そのまま授業に行ったりもしていました。また、京都にもメンバーがいるので、メールやスカイプで連絡を取り合って造っていました。

なぜ起業をしようと思ったのですか。

規模の拡大や上場というより、メンバーと何かをしたかったのが一番強いですね。気心が知れて信頼出来るメンバーと何かをしたいと強く思いました。現在はアルバイト含めて11名でやっているのですが、卒業をして皆がバラバラになってしまうよりは、一緒に何かを創っていきたいと思いました。京都にもメンバーがいるのですが、一緒に作業をする時は私が京都に行ったり、開発合宿という形でメンバー全員で京都まで行ったり・・・と離れた立地を有効に利用しています。

今回の移転の経緯は?

前々回、前回のオフィスがすごく狭かったので、一先ず広いところに移転をしたいと思っていました。今まではアパートの一室で行っていましたので、自社の表札を出したこともありませんでした。今回は会社としての場所、いわゆる自社のオフィスが欲しいと思っていました。前々回のオフィスではホワイトボードが置けなかったので、窓にシート状のホワイトシートのようなものを張っていましたね。よくはがれていました(笑)。その後、東京大学エッジキャピタルのオフィスに5ヶ月位いたのですが、2008年3月末で契約が切れるということで、急遽移転先を探し始めたという状況です。 オフィスに関して言うと、東大に近いということが非常に重要でして、今後も本郷を拠点にしていきたいですね。今回のオフィスは大学から徒歩で10数秒なので非常に魅力的だと思っています。大学はアカデミックな場であり、研究というものが非常に活発な雰囲気があります。弊社では社内的にも、そのような空気を持ち続けたいと思っています。また、大学を離れてしまうと学生のメンバーが参加しづらいので、今後も離れるつもりはありません。本郷であれば、夜ご飯を食べるついでに学生が議論をして帰るということもできるので、本郷という立地は非常に重要視しています。

pic1 pic2 pic3
東京大学春日門から徒歩10数秒の立地。オフィスは本郷ビルの最上階なので、採光も良く、東京大学も一望出来ます。広い敷地を持つ東京大学の中でも、情報系の学科のある校舎から本郷ビルはとても近いとのこと。非常階段からの眺望もよいです!

プリファードインフラストラクチャーが目指すもの

今回の移転先は如何ですか?

最上階ということもあり、採光がいいですね。また、窓から大学を一望出来、駅からも大学からも近いので立地にも満足しています。あとは、本郷ビルという名前も気に入っています。”本郷にあるビル”ということで分かりやすいので(笑)。ここには1年半程はいる予定ですね。中々優秀なエンジニアを探すのは楽ではないので予測しづらいですが、1年から1年半後くらいは次のステップに行きたいと思っています。 オフィスの位置づけは、人が集まり議論が出来、快適に作業が出来る場所、という考え方を持っているのですが、経営戦略上では段々と重要度が高まっていくかと思っています。

優秀なメンバーの採用方法はあるのですか?

知り合いのメンバーの紹介で採用に至るケースが多いですね。誰かが認めている人材は優秀な人が多いと思っています。優秀なエンジニアを見分ける方法は感覚的な部分でしかないのですが、少なくとも奥の奥まで考えるハングリーさは必要だと思っています。一緒に話をして、コードを組んだりすればある程度はわかります。僕自身そうなのですが、何かをする際には優秀な人と一緒に仕事をしたいと思うものです。エンジニアも然りで、優秀なエンジニアをひきつけるためには優秀なエンジニアでいるしかないと思っております。

今後はどのような展開を考えていますか?

特に製品やサービスにはこだわりはないのですが、技術が世に広まるというところにはこだわっていければと思います。現在は検索、推薦、分散技術をメインにおこなっています。大手さんとの取引もあるのですが、広告を自社から打ったことはなく、営業方法はプレスリリースを出し、お問合せを頂き、話をさせて頂くというケースが多いです。 今後、技術を世の中に広めていく場合、どうしてもスケールする必要が出てくるかと思います。やっと体力がついてきたので、技術を活かした自社サービスの開発に注力していきたいですね。人数を増やすにしても現在の技術レベルを保ち、将来的には技術をウリに、海外のフィールドにも挑戦していきたいです。

東京オフィスコンサルティングに関して。

株式会社シリウステクノロジーズの宮澤さんに東京オフィスさんの噂を聞いていたので、今回思い出しお願いしました。無理なスケジュールの中、色々とご対応頂き大変ありがとうございました。弊社は元々アパートで始めましたので、オフィス事情に詳しくなかったこともあり、随分心強かったです!

pic1 pic2 pic3
今後も本郷周辺を動く予定はないという同社。学生の方が気軽に議論しに立ち寄れるように、立地にはこだわっていきたいとのこと。エンジニア100%の社内の雰囲気は、インタビュー中もディスカッションが繰り広げられていました。

取材を終えて

Yamada こちらのコラムは東京オフィスの岩上が担当いたします。
東京大学大学院、京都大学大学院の情報系研究科出身の多くがGoogleに入社している中で、あえて自分達の力で技術力をウリに大手企業と取引をしている。そのようなプリファードインフラストラクチャー様の記事やニュースをネット上で何度も拝見したことがあります。いったいどのような方達が立ち上げた企業なのかと興味津々でインタビューに伺わせて頂きました。気さくにお話しをさせて頂いた中でも、アカデミックな社風と、純粋に技術を追求していく姿勢が印象的でした!

プリファードインフラストラクチャーさんのオフィスがある本郷三丁目周辺のオフィスはこちら
本郷三丁目周辺の賃貸オフィス・貸事務所を探す

移転事例紹介