移転でリスタート

株式会社ユニメディア

株式会社ユニメディア

代表取締役 末田 真 氏
中央区日本橋本町4-13-5 第20中央ビル 4

2001年 4月よりインターネットを活用したPC・モバイルのインタラクティブ広告メディア企業として、生活者と企業の情報流通に貢献し、そのビジネスノウハウを蓄積。現在、モバイル広告メディア事業を軸とし、約200万人のアクティブなユーザーにサービスを提供している。

雨が降り出しそうな空模様の中、日比谷線の小伝馬町駅4番出口をぬけ、大通り沿いを歩く。店構えからして美味しそうな定食屋さんや、カフェが立ち並ぶ大通りも、ちょっと路地に入ると、レトロな雰囲気の建物や看板を目にすることができる。新旧の棲み分けが魅力的な街だ。歩いて3分、江戸通りの北側に位置するエリアに、今回取材にお伺いしたユニメディアさんのオフィスがある第20中央ビルがある。このエリアは小伝馬町駅だけではなく、神田駅、岩本町駅、新日本橋駅が利用でき、なんともアクセスの良い場所である。

成長・・・そして・・・

創業について教えてください。

創業は2001年4月です。最初のオフィスは6坪程の池袋の雑居ビルの5階で、その頃から現在の事業の要である広告メディア事業を行っておりました。最初のうちは現副社長と2人でのんびりと仕事をしていたのですが、2002年の10月に株式会社に変更したのをきっかけに会社を大きくしていこうということになり、半年で10人まで人が増えたんです。6坪で10人のオフィスを使っていたので、本当にぎゅうぎゅうで人数分の椅子を置くことができなかったんですね。だから夕方、営業が外回りから戻ってくると僕が座る椅子がないなんてこともありました(笑)

人口密度の高いオフィスだったんですね(笑)

はい。4フロア・・・ここに大きな問題がありました。部署ごとにフロアを分けてしまった事が原因で、情報連携がうまくいかなくなり、会社として方向性を統一してやっていくのが厳しい状況になってしまったんです。フロアごとの確執が起こり、それが原因で去年の暮れには20人ほどの社員が辞めました。このままだと悪い雰囲気を引きずってしまう・・・それを払拭するため仕切り直しの意味を込めて今回の移転に踏み切りました。

43坪から160坪!増床を繰り返したんですね?

いや、それは考えていません。事業の拠点はずっと神戸でと考えています。というのも僕自身が神戸出身ということもあり、アイ・ウェイブ・デザインは神戸出身のIT系の成功企業として認知されたいという思いがあるからです。
また、技術力をベースにしたサービスの提供というところが弊社のポイントですので、開発部隊においては人の流動が少ないということが重要なんです。東京には弊社のようなIT企業が数多くありますので、人の流動が非常に激しいんですね。特に開発の人間は1年いればいいほうで短い周期で流れていく傾向にあります。ですので、神戸が開発部隊の拠点、開発部隊が弊社の拠点という意味でも、本社機能を神戸に置いています。確かに市場においては東京の方が発達していますし、弊社のクライアントも東京の会社さんがメインですが、ノウハウの蓄積、技術者の確保という面では神戸本社は非常にメリットがあるんです。

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ユニメディアさんの新たなコーポレートロゴが床や壁や・・・いろいろなところに散りばめられています。「あ、ここにもある!」なんだかまるで宝探しをしているような気分で楽しくなってしまいました(笑)「弊社はコーポレートカラーはないんです。」とオフィスを案内してくださった管理部の山口さんの「社員ひとりひとりのカラーが出せるように・・・会社の色は特に決めていないんですよ。だから、オフィス内も白でまとめました。」との言葉どおりに、エントランスも白で統一されすっきりとお洒落な雰囲気でした。
オフィス内にフロアガイドが!(右)

オフィス移転でリスタート

オフィス選びのポイントは?

お話したとおり、年末の段階で社員の心が不安定な状態だったので、社員にとって心理的負担の大きな移転は避けたかったんです。更なる組織崩壊を引き起こしかねませんから・・・。ですので、まず通勤圏を変えなくてもいいような、前の事務所に近いところでオフィスを探しました。あと弊社もまだまだ基盤を固めなければいけない時期だと考えていますので、固定費が大きく上がらないようなオフィスをと考えていました。

移転に当たっての取り組みはありましたか?

そう思います。移転祝いの花を80社ほどの会社様から頂ました。普段は自分たちの仕事が価値を生み出しているということに気付きにくいのですが、移転の時にそれだけ多くの会社さんから善意のお花を贈っていただいたということが目に見えたことで意味のある仕事をしているんだという実感を社員に持ってもらえたと思います。すべてを含めて、今回の移転は会社にとってプラスになったものと思います。

今後のオフィス戦略を教えてください。

弊社は、事業のプラットフォームをクライアントに提供していく、ユーザーさんにも責任ある情報を配信していくという影響力の大きい事業をやっているという自負がありますので、次の移転の際にはしっかりとした会社が入っているようなグレードの高いビルに入れたらと思います。かといって自社の事業を誇大に見せようという気はないですよ(笑)。普通にこのまま事業拡大していけば2年後にはそういうところに入っているべき業界での立ち位置、事業の内容になるので次はそういったオフィスを構えられればと考えています。

最後に東京オフィスコンサルティングに一言お願いします。

宇垣(弊社代表取締役)さんには、いろいろとご迷惑をおかけしてしまいましたがそれでも誠実にご対応いただきました。御社サイドからしたら取り組みにくい相手だったのではないかなと思います。宇垣さんのお人柄によるところだと思うのですが、それに対してネガティブな反応もなく、オーナーさんとの調整もうまくしていただいて、いい移転にご協力いただけました。ありがとうございました。

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取材にお伺いした日は移転後一週間だったので、お祝いのお花でエントランスが埋め尽くされていて、本当はどんな感じのオフィスなのか分からない・・・ということで、お花が運び込まれる前のオフィスの画像をいただきました。(提供:デザインワークスプロジェクト)ミーティングスペースのついたてにはユニメディアさんのロゴが。よく見るとみんな同じ形のロゴではなく、ひとつひとつ形が違うんです。うーん、このこだわりがすごい!

取材を終えて

Yamada こちらのコラムは東京オフィスコンサルティングの山下が担当いたします。
方向音痴な私はいつも道に迷います。今回もまた道に迷ってしまいました。路地をうろうろあっちへこっちへ・・・ユニメディアさんにお電話をして道を教えていただき焦って小走りでやっとビルを発見!ということで、応接室に通された時にはもう汗だくでした。待つこと3分。現れた末田社長さんは額に汗を浮かべて、息も荒い・・・「いやぁ、走って戻ってきたもので。」とお人柄がうかがえた瞬間でした。取材中も言葉の端々に社員の方たちを思いやる様子がうかがえて本当に素敵な社長さんだなぁと思いました。今後のご活躍をお祈りしております。

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